伝統工芸と福祉の連携モデル「DenPuku」

DenPukuプロジェクト紹介動画Ver1.0

DenPukuが実現する雇用モデル

障害者の特性を活かし社会で活躍するきっかけを応援する、新しい障害者雇用モデルです。
失われていく伝統工芸の技術継承と、企業のCSRの達成を実現することができる”三方よし”の取り組みとなります。

障害者の企業就労といえば、企業の採用側面では法定雇用率の充足に着目されがちですが、個人の特性や状況に応じた社会での活躍を応援するきっかけが”仕事”なのではないかと考えています。

パラアスリートの雇用をお手本に

DenPuku はパラアスリートの雇用をモデルに作られました。

Denpukuパラアスリート
雇用契約有期雇用(5年)有期雇用
活躍の応援企業就労機会、手作業、創作活動スポーツでの自己実現
契約終了後就労機会を活かしたステップアップ自身での活動継続
※就労経験になりづらい
本業への貢献CSR の実現と広告塔CSR の実現と広告塔

これまでの雇用モデルに当てはまらなかった方々に活躍の場を提供

障害者の就労希望者のうちで、就職がかなっているのは半数にも満たない現実があります*。さらに、福祉就労というかたちで働きながら「ゆくゆくは企業で働きたい」と考える方も約34万人**。

法定雇用率の高まりで障害者の社会進出が進んでいるように見えるのは、氷山の一角に過ぎないと言えるかもしれません。

DenPukuではこういった観点で、伝統工芸によるノベルティ作りと在宅勤務にフォーカスをした働き方の設計をしています。これまで社会で活躍しづらかった方が、企業の戦力として働くことができる画期的なモデルです。

*出典・参考:令和3年度 ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況(厚生労働省)
** 令和2年 障害者の就労支援対策の状況 (厚生労働省)

ハローワークにおける
就職希望者中未就職者の割合

57.1%
就職できず

従業員の育成と成果物の活用計画

各計画の流れは以下になります。

育成計画

入社時研修
(座学・OJT)

年2回 DenPuku Festa(仮)の開催

日々の業務サポートと年4回の専門家による技術指導

成果物活用計画

社内配布用制作

社外配布用
CSR向け制作

外販向け制作

DenPukuは、企業とKaienが一体になって取り組むプロジェクトです。社内外のノベルティとして工芸品づくりがマッチするのか、どのような目標で工芸品を作成し、どう扱うことでCSRに貢献するのか。従業員が工芸品づくりに邁進できるように適切な指導者と企業を繋げ、CSRやPRとして寄贈先を検討することも協力します。

従業員の育成後のキャリアについても、伝統工芸職人との接続・独立・ノベルティ制作業務の継続など、個々の展望に合わせてキャリア相談を実施します。

伝統工芸が抱える課題と各所の取り組み

DenPukuは伝統工芸×福祉をもじって付けられた名前です。
伝統工芸はその担い手不足が問題視されていますが、良いものを長く大切に扱うという文化的な観点や、天然素材のものが多く環境に配慮された製品であることから、近年改めて注目を集めています。京都府京都市などでも、伝福連携として、福祉という枠組みを活用した担い手解消の取り組みがなされています。

Kaienは自社だけではなく、様々な関連機関と繋がりながら、伝統工芸×福祉の活動を積極的に応援しています。各所との意見交換や見学の様子は Instagram などからご確認ください。

Denpuku の Instagram へのリンク

DenPukuを支えるメンバー

堤淺吉漆店・堤 卓也

京都府生まれ。北海道大学農学部を卒業後、他業種を経て 2004 年から家業に従事。漆の木から採れる樹液を精製して黒や朱の漆を作り販売。一方で、漆の生産量の減少に危機感を感じ、漆の魅力を伝える普及活動「うるしのいっぽ」や、「BEYOND TRADITION」、植林や自然と触れ合う「工藝の森」プロジェクトなど循環型コミュニティづくりなども行っている。

作家・亀谷 彩

出雲市生まれ。京都市立芸術大学大学院工芸専攻漆工修了後、現在は関西を拠点に活動、展覧会多数。2002年朝日現代クラフト展 準グランプリ/2016年亀谷彩個展「うみつちひとそら」出雲文化伝承館。物理的用途のない道具の力に魅力を感じ「ハレノグ」(ハレの道具)と題してオブジェを作る。大阪天満宮の側でうるしの教室「漆甲舎」も主宰する。

Kaien法人窓口・角田 直樹

大手金融機関や障害者家族向け支援の新規事業立ち上げを経て、Kaienへ入社。DenPukuの窓口として、様々な伝統産業・学校・他の伝福(伝統工芸×福祉)に取り組む事業者などと連携し、障害者活躍のきっかけづくりに邁進。

伝統工芸×福祉の連携モデル DenPuku 現地見学会

手仕事の様子を目で見て、成果物を手に取ってご確認いただけます

KaienではDenPukuの推進活動の一環として、就労移行支援事業所でのトライアルを実施しています。
DenPukuに関心がある企業担当者様に、漆塗りの作業の様子、伝統工芸品の制作に取り組む当事者の様子、実際の成果物を直に手に取ってご覧いただく機会を作りたく、「現地見学会」を実施いたします。


サービスに関するお問い合わせ・ご相談


障害者雇用について相談する

メール: rep@kaien-lab.com / 電話番号 : 050-2018-1066 / 問い合わせフォーム:こちら

ご相談は無料です、まずは気軽にご連絡ください

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