初の障害者雇用プロジェクトで複数名採用!計画から雇用後まで一貫して考えるUber Japanの取組み

Uber Japan株式会社

2023年から、本格的に障害者雇用を始めたUber Japan。
Senior Talent Acquisition / APAC DEI Hiring Project Manager の濱田さんに、手探りの中どのように雇用を進めたか、今後の展望などもお伺いしました。

Uber Japan 濱田様の写真

採用準備から雇用後のサポートまでを一貫して考えることをポイントにスタート

■Uber Japanの事業について教えてください。

Uberは、アメリカ・サンフランシスコ発のテクノロジー企業で、2010年に配車アプリによるサービスを開始しました。現在では、世界70カ国以上・1万以上の都市で展開されるグローバルなプラットフォームとなっています。日本では「Uber Taxi」や「Uberプレミアム」を24都道府県で提供し、京都府京丹後市や石川県加賀市では自治体と連携したライドシェアを展開、2024年4月からはタクシー会社と連携した日本版ライドシェアの支援も開始されました。

一方、Uber Eatsは料理や食品、日用品などを届けるデリバリーサービスで、世界中の1万以上の都市で利用されています。日本では2016年にスタートし、全国47都道府県で12万以上の加盟店舗と10万人超の配達パートナーがサービスを運営しています。さらに、サブスクリプション「Uber One」や法人向けサービス「Uber Direct」「Uber for Business」も展開し、「なんでも手に入る(Get Anything)」というビジョンのもと、利便性向上とサービス拡充を進めています。

■障害者雇用の取り組み、どのように進めましたか?

すでに社内では障害のある社員は在籍していましたが、2023年から新規の雇用を本格的にスタートしました。
計画段階では、当社代表から「それぞれの事業のチーム内で一緒に働く方を迎えよう、ダイバーシティの観点からチーム全体が成長できる」とのメッセージもあり、それぞれの受け入れ候補チームと受け入れ準備を進めました。
当初から、採用準備から雇用後のサポートまで一貫して考えることをポイントに置いていました。

受け入れ候補のチームは、前向きに建設的な議論ができました。どんな準備が必要か、受け入れた場合のサポートについても事前に情報共有が必要ですので、障害者雇用の基本的な情報を伝える研修を行いました。
面接やOfficeTrial(職場実習)では、HiringManager中心に、受け入れチームの社員も協力的に関わってくれました。一緒にランチをしたり、関係性ができるなかで、お互いの理解が進んだと思います。

2024年に、数名採用し、それぞれのチームで働いていただいています。

Kaienのコンサルティングで、スムーズに取り組みを進めることができました。

■Kaienを選んだ理由、どのようなサービスを選んだのか教えてください。

先ほどお伝えした通り、採用準備から雇用後のサポートまで一貫して考えることをポイントに置いていましたので、そのサポートをリードしてくれるベンダーを探しました。初めてのチャレンジのため、専門家に入っていただくことは重要だと考えていました。
サポートしてもらうベンダーはかなりの数リサーチしましたが、受け入れ準備から採用した方のサポートまで関わってくれること、また、英語人材の紹介が期待できることが決め手となり、Kaienと一緒に進めることに決めました。

日本の障害者雇用制度の組織内の理解・受け入れ部門とのJD(JobDiscription)の作成・採用フローの検討にアドバイスをもらい、面接やOfficeTrial(職場実習)の実施もサポートしてもらいました。

特に、採用前に行った、障害の基礎知識や一緒に働く人が知っておくとよい情報を得るための研修は、社員に非常に好評でした。同時通訳も対応することで外国籍の社員も参加することができました。社員の半数が参加する、参加率の高いイベントになりましたね。
もともと、DEIの取り組みは行っていますし、組織になじんだものでもあります。みんなが興味をもっていることがよくわかりました。

面接やOfficeTrial(職場実習)では、Kaienから内容や評価ポイントについてアドバイスをもらい、当日も同席していただく行うことで、安心して実施できました。
入社後は一定期間、定着支援面談もサポートしてもらっています。

Uber Japan 濱田様へのインタビュー写真

チャレンジを受け入れる社風で、チャレンジをサポートする環境。だからこそ、自分からサポートを発信できる方を求めています。

■採用された方はどんな環境で、どんな仕事をされていますか? 

Sales、Operationsなどのチームでの事務業務を行っていただいています。
社内は英語表記がほとんどのため、英語にアレルギーが無い方、チームによっては英語でのコミュニケーションができる方に来ていただきました。
できるかわからないけれどやってみる、というチャレンジを受け入れる社風で、チャレンジをサポートする環境です。

また、障害の有無に関わらず、誰にでも働きやすい環境を作っています。例えば、一人で集中して仕事ができるZenRoom、リフレッシュしたりリラックスできるPlayRoomを自由に使用できます。
変化も多く、スピード感のある職場です。選考では、業務内容がご本人に合っているかはもちろんのこと、自分から質問相談し、サポートを発信できるかどうかを重点的に評価させていただきました。

採用も、働く社員のサポートも、試行錯誤しながら継続していきたい。

■最後に、今後の貴社の障害者雇用の展望についてお聞かせください。

今後も継続的に採用していく形にしていきたいと考えています。入社いただいた方のサポートも、どんな形がよいのか、試行錯誤しながらこれからも続けていきます。
まだ障害者雇用1年生、これからですね。

私自身、非常に勉強になっています。このプロジェクトをリードできてラッキーだったなと。障害者雇用の情報やノウハウがわかっていくことはとても興味深かったし、グローバルのPWD(People With Disabilities)雇用の関係者と話して、知識も増え、視野がひろがりました。また、選考に参加してくださった当事者の方とかかわって、ご自身と真摯に向き合って自分自身をよくよく理解している方たちを尊敬しましたし、私自身のことを理解することにもつながりましたね。

インタビュー協力:
Uber Japan APAC – Senior Talent Acquisition for Delivery Business at Uber / APAC DEI Hiring Project Manager 濱田瑞穂様

Kaienが行ったサポート内容

総合コンサルティング(業務設計アドバイス・母集団形成・スクリーニング・1次面接同席・インターンアドバイス・定着サポート)

日時場所イベント申込
5/20(火)
15:00-16:00
オンライン初めての障害者雇用ガイド②:合理的配慮って何?職場の理解を深めるポイントリンク
5/21(水)
14:00-14:40
オンライン採用計画のコツ!:書類・面接・実習でチェック!採用の見極めポイントリンク
5/22(木)
13:30-15:00
東京・秋葉原【就労移行支援の見学あり】新任の障害者雇用ご担当者向けセミナー
<業務切り出し・採用・定着の基礎知識から、最新の民間サービスのトレンドまで>
リンク
5/28(水)
13:30-15:00
大阪・天六【就労移行支援の見学あり】新任の障害者雇用ご担当者向けセミナー
<業務切り出し・採用・定着の基礎知識から、最新の民間サービスのトレンドまで>
リンク
6/3(火)
14:00-14:40
オンライン採用計画のコツ!:成功する障害者雇用の計画と業務設計リンク
6/6(金)
15:00-16:00
オンライン初めての障害者雇用ガイド①:基礎から学ぶ制度とマーケットリンク
6/10(火)
14:00-14:40
オンライン採用計画のコツ!:求職者に響く求人票の作り方リンク
6/13(金)
14:00-15:00
オンライン長く働ける環境をつくる!入社準備から定着・キャリア支援までの実践ノウハウリンク
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